山㟢廣和さんとの会話

8月22日にtoeが新譜をリリースするというので7月に山嵜裕和さん（やまちゃん）に話を聞きに行った。2015年に初めてインタビューをして以来、ときどき会っては話をしていた。ゲスト・パーソナリティを務めたラジオ番組に出てもらったこともある。新譜が出るというので、いつも聞きたかったことを聞いてみた。

会話の最後に、娘の一葉さんに見せたという甲本ヒロトさんの「カモン」という文章を見せてくれた。2008年に刊行された季刊誌「真夜中」に掲載されたものだった（権利関係上、ここには貼りませんが、興味のある人は探してみてください）。声に出して読んでもらわなかったことが悔やまれる。思うのは、怒る、ムカつく、は、若者の特権である。若い頃、さんざんムカついたことが、今の自分の活力になっている。けれど私もやまちゃんももうすっかりいい大人である。大人になると、怒る理由も変わってくるし、怒ることが気恥ずかしくすらなってくる。でもこうやってときどき怒っていた若い頃を思い出さなければいけないなあ。

今、Toeは全米ツアーの真っ最中である（ニューヨークのショーについてはここに書いた）。またツアーが終わったら話を聞きに行きたい。