DiaryYumiko Sakuma

プラスチック袋という絶滅種

DiaryYumiko Sakuma
プラスチック袋という絶滅種

イースト・ビレッジに打ち合わせに行き、帰りに下條ユリちゃんにお茶を呑ませてもらってから、アート・ディレクターでデザイナーのSho Shibuyaくんのスタジオを訪れた。彼は、ちょうど私がいない間に、集めていたプラスチック・バッグの本を出していて、それを見せてもらいついでに、ちょっと相談などをしようと思ったのでした。

その数日前に、ニューヨーク州の知事と議会が、2020年にシングル・ユース(一回使用用)のプラスチック・バッグを禁止することを発表した。開始は3月。もう何年も、私の周りの人たちは、プラスチック・バッグをもらわなくてもいいように、大きいバッグやスペアのバッグを持ってウロウロしてきたわけですが、紙袋にスイッチするのだろうか。

ちなみに、近年のニューヨークで使われているプラスチック・バッグの大半は、デザインのない無地の物になっていた気がするが、Shibuyaくんの本を見ていると、やっぱりデザインが秀逸なものも多くて、はっとなる。ちなみに、この本の利益は、オーシャン・プラスチックのリサイクル素材を推進するParleyに寄付されるそうです。

ご本人のコメント。

“This book is not an exercise to advocate for wasteful plastics; it is the opposite. It is an act of preservation of everyday design and a call to give greater care to the objects we use every day, to reuse them and waste less.” (無駄なプラスチックを推進しようとするものではなく、むしろ正反対。日常的なデザインの保存と、日々使うオブジェクトに対し、再利用して、無駄を減らすために、これまでより配慮しようという呼びかけです)

本はこちらから買えます。

備忘録:プラスチックの紙:ニューヨークにどこにでもあるプラスチック袋という絶滅種についての本(Parley)