DiaryYumiko Sakuma

ニューヨークのハートブレイク

DiaryYumiko Sakuma
ニューヨークのハートブレイク

ニューヨークといえば、物価のめちゃ高いタフな街、ということになっている。生き残るのはもちろんなかなか簡単ではないのだけれど、今も私がそこで暮らすことができているのは、何人かの天使に出会ったから。ブルックリンのアパートと山の家の大家さんたちもそうだし、他にもことあるごとに助けてくれる天使たちがいる。そして、私の友人でニューヨークに長く住んでいる人たちにもだいたいそれぞれの天使がいる。

そんな天使の一人が、人生の戦いに敗れて、荷物をまとめて引っ越すことになったという悲しい話を聞いた。プロジェクトの責任者として、雇った人たちに給料を払う立場になったようなのだが、結局そのプロジェクトがパーになって、立ち行かなくなったのだという。

この20数年の間に、こういうことをときどき目撃してきた。誰かがニューヨークですべてを失ってしまうとか、みんなを助けてまわっている人が誰かに騙されるとかそういうこと。誰もが夢を持ってやってくる場所なだけに、それと同じくらいの数のハートブレイクや挫折や失敗がある。

彼の場合は、善意のおかげで罰されるような結果になってしまったけれど、どこかでご褒美が待っているといいなあ。

備忘録:ニューヨークでメイクするのに必要なのは(Quora)

*この日記の長いバージョンをnoteに掲載しています。