お葬式というドラマ
仕事で今年3度目のバンコクに滞在しながら、アメリカで開催されたアレサ・フランクリンのお葬式とジョン・マケインのお葬式の様子を追った。お葬式ってのは、旅立っていった命を祝福することなのだなと改めて。特に10時間にわたるアレサ・フランクリンのお葬式は、全部は見ていないのだが、ちょっとずつ見よう。
アレサ様のお葬式ではビル・クリントンが、マケインのお葬式ではブッシュ・ジュニアとバラク・オバマが演説したから、過去の大統領3人のスピーチを立て続けに聞いたことになる。そしてどちらにも呼ばれなかった現大統領。お葬式に「来ないでください」って言われるってのはよっぽどですよね。ほんと。
お葬式にはドラマがつきものだけれども、アリアナ・グランデを紹介したチャールズ・エリス牧師が「君の名前をプログラムに見たとき、タコベルの何かと思ったよ」と言ったことと、彼女の胸のあたりをしっかり手でつかんでいたことがリアルタイムでざわつきを起こしていた。ラティーナをタコベルに結びつけることも、肩を抱くふりをしておっぱいを触るのも、もうとっくの昔に「ダメです」ということが確立されているはずなのだが、いまだにそれをわからない人たちというのは、新聞を読まないのだろうか。それとも自分には関係がないと思っているのだろうか。
Yumiko Sakuma