DiaryYumiko Sakuma

オピオイド・クライシス

DiaryYumiko Sakuma
オピオイド・クライシス

最近立て続けに「ベン・イズ・バック」と「ビューティフル・ボーイ」を見た。リアルである。

オピオイドとヘロインの中毒が深刻な社会問題になって長らく経つ。そして問題はよくなっていないどころか、深刻になっている。2017年のオピオイド関連の死者の数はなんと47000人。家族や友達に影響を受けた人を知らない人はいないだろうというくらい、一般的なことになりつつある。そして今、オピオイドについて「中毒性がない」と言って、アグレッシブなセールスを展開した会社をめぐる裁判が行われている。この問題についてはずいぶん長い間いろいろ読んでいるが、国がポン引きで、国民にドラッグを売りまくった、そういうことである。処方箋薬だって十分麻薬なのだ。

そういえば数日前に、久しぶりに深酒して、朝起きたときに「アルコールだって麻薬だ」と思った。おいしい。そして楽しい。けれど量を間違えると肉体が被るダメージがでかい。一種の麻薬であることは間違いないと思う。

備忘録:オピオイド流行がいかにしてアメリカ独特の問題になったか(Rolling Stone)