DiaryYumiko Sakuma

同性とセックスするへトロセクシャル

DiaryYumiko Sakuma
同性とセックスするへトロセクシャル

ニューヨークに戻って最初の業務日は、インタビューとスタジオ・ビジットを二つ予定していて、ダンボ、ネイビーヤード、そしてハドソンヤードと、ずいぶんたくさんの距離を移動した。

途中、プレスのMとおしゃべりをしていたときのこと。

Mとはもうずいぶん長い間、ときどき一緒に仕事をする、という関係が続いている。カナダ出身のMは、お母さんタイプのゲイ男子。何年か前にしばらく付き合っていたシリアスなボーイフレンドと別れたあとしばらくは、仕事に打ち込んでいたが、最近ようやくデート活動を始めたという。

でも聞いて、とMが言うことには、最近、あるイベントで知り合った子とデートをした。何度か会って、ついにメイクアウトした。そしたら翌日、相手からテキストが来た。

「見て見て」

と見せられたテキストには、

「黙っていて申し訳ないけれど、言わなきゃいけないことがある。実は僕、へロロセクシャルなんだ。君が初めてをトライするのに安全な相手のように思えた。黙っててごめん、怒らないで」

と書かれていた。

こういう話を最近、ときどき耳にする。へトロセクシャルというアイデンティティ認識を持ちながら、同性とのセックスにトライするという人たちのこと。時代を感じる。

備忘録:驚くべき数のストレート人口が同性セックスをしているという調査(Indy100)