ハワード・シュルツが参戦すると・・・
スターバックスのハワード・シュルツがインデペンデントとして大統領選への出馬を検討していると発表した二大政党の外から候補が出ると、民主党の票が流れるという定説(例:悪夢は、ジョージWブッシュがアル・ゴアを負かした2000年の選挙。ラルフ・ネーダーに左派の票が流れた)があるし、シュルツの場合はその可能性も高そうであるし、自分の最初の反応は「勘弁してくれよ」であった。世の中は勘弁してくれよどころではなくて、彼の本のイベントで「トランプを勝たせるな」とヤジが飛んだり、マイケル・ムーアが彼が出馬をやめるまでという条件でスタバのボイコットを呼びかけたり、左派の強いアレルギー反応はなかなかのものである。
ちなみにシュルツは、出馬の可能性を発表して以来、エリザベス・ウォレン、カマラ・ハリスといった民主党の女性候補を攻撃し、さらに顰蹙を買っているが、この展開からすると、彼がアピールするのは、保守派寄りの層かもしれない。共和党は、シュルツが民主党候補を攻撃しているのを喜んでいるという報道もあるが、もしかしたら放っておくと、リベラルへの贈り物になってしまうかもしれないなどと妄想してほくほくしている。
Yumiko Sakuma