歴史的な日と右派白人男たちの抵抗
年末ギリギリのタイミングで署名されるはずだった予算案と引き換えに、トランプが国境の壁の予算を要求したために起きた政府のシャットダウンは年末から続いていて、政府の省庁の一部が予算を受けられない自体になっているが、それはそうと昨日、無事に下院が開会して、2018年の選挙で初当選したたくさんのマイノリティ議員たち(ネイティブ、イスラム教徒、トランスジェンダー、最年少女性などなど)が、宣誓する姿を見て、溜飲を下げたどころから感動してうるうるの午後であった。
それにしても片側(共和党)、白人の男ばっかり、片側(民主党)は、肌の色も、性も違う人たちがたくさんいてそのコントラストと言ったら!ニューヨーク州の期待の星、アレクサンドラ・オカシオ・コルテス(最近はAOC)と呼ばれているようです)の番には、男たちからブーイングが飛んだりして、大人げないことこのうえなし。
しょっぱなから、大人たちの欺瞞をビシビシと指摘するAOCを驚異に思っている右派は少なくない。午後、AOCが大学時代に撮ったというダンスのビデオがタイムラインに流れてきた。どうやら右派のトロールが「gocha」というタグラインとともに公開したらしい。見てみると、かわいいし、楽しいし、これがどうネガキャンになるというのだろう。バカだね、どう考えても。
同時に、最近、移民がアメリカを「より汚くする」といって、急速に広告主を失っているフォックス・ニュースのタッカー・カールソンが、昨日また、「女性が男性より稼ぐ地域では、ドラッグやアルコールの濫用が問題」などと、口あんぐりな発言をしている。マイノリティや女性や移民が社会で活躍するのがよっぽど気に入らないらしい。一瞬腹が立ったけれど、よく考えたらにやけてきた。これたぶんほっといたら自滅するね。
世の中には、逆らえない流れというものがある。白人の親父どもが、必死で抵抗している。グッド・ラック。
備忘録:オカシオ・コルテスに汚名を着せるためにリークされたビデオ、インターネットはかわいいとの反応(The Washington Post)