民主党のがっかりなニュース
しばらく家をあけると、事務作業や仕事がたまりにたまる。旅の最中は、机の前に座れる時間がどうしても短くなるからたまってしまうのだ。淡々と仕事を片付けながら、どこかに行くために焦っていない自分を発見する。いいな、この感じ。
民主党の有力大統領候補の一人で元副大統領のジョー・バイデンについて、ラティーノの女性民主党系政治家から「キスをされた」というエッセイが発表された。
政治ジャンキーの友Kが「バイデンの線は消えたな」というので、件のエッセイを読んでみた。
キモい、キモすぎる。そして驚かない。
バイデンは、カリスマ性も政治家としてのスキルも人望も兼ね備えた存在として、オバマ大統領の横にずっといた白人熟年男性である。これまでのバイデンのパブリック・イメージから、「嫌いじゃない」タイプであることはわかっていたが、バイデンの実績と愛すべきキャラクターのおかげで、これまではいろんなことが看過されてきたのだろう。
バイデンは、「そういう意図はなかった」として謝罪している。
民主党が、女性に寄り添う政党であろうとするほど、過去の過ちを見過ごすことはできないという空気感が広がる。Kは、片側(共和党サイド)には、女性の秘部を鷲掴みにすることを自慢していた人間が大統領と君臨しており、反対側では、これよりずっと小さな罪を犯した熟練の政治家たちがどんどんドロップアウトしていくことにフラストレーションを感じている。わかるよ、わかる。でも味方を許したら、相手を追求できなくなるという理屈もわかる。辞める以外の選択肢はないものか。
ところで、私もこれまで、おじいさんと言われる年齢の人に、チューやスキンシップを求められたことなどが多々ある。嫌いじゃないおじいさん系が寄ってきたときにどういなすか、これはなかなかに難しい問題である。もちろんチューなんかしたくない。が、老人相手にピシャリとするのもどうかという変な分別が働いて、笑いでごまかしたりしてきた。が、最近、これもだめなのだ!と思うようになった。
先日、水道管を修理にきたオヤジが、肩に手をまわして来そうになったので、「コラ!」と叱っておきました。パーソナル・スペース、侵害しないで。そんなに難しいことじゃないよ。