なぜ白人女性たちは共和党に投票し続けるのか
たくさんの女たちが勝った今回の中間選挙の翌日、早速、いろいろな角度からの分析が行われている。昨日は、下院の過半数を取り戻し、かつそれがたくさんの女たちの努力であったことに感動していたが、翌日になると、「だめだったところ」に目が行くのが不思議である。だめだったところといえば、彗星のごとく国政に現れたベト・オルークが負けたテキサスの上院選、腐敗と白人特権の象徴的存在である現職の候補に、黒人候補が挑んで負けたフロリダとジョージアの知事選である。ちなみに両方とも、各得票数が近すぎて、まだ決着がついていない。
が、問題は、現職の共和党候補たちに投票した有権者の人種構成である。南部の州の選挙だとはいえ、ショッキングなくらい、白人女性の数が多い。これはけっこう痛いですよ。じくじくと痛みます。共和党は、中絶の権利どころか、既往症を持つたくさんの人たちから医療保険を取り上げようとしている。わかっているのだろうか。それともそんなことより、自分たちの白人特権のほうが大切なのか。マイノリティの女性たちのことはどうでもいいのか。北部に住んでいるとまったくわからないよ、この心理。が、安倍政権を支持する女性たちと似た心理が働いている気がします。そして私のような人間は、この現実から目をそむけてはいけない。
備忘録:なぜ白人女性たちは自分たちに利益に逆らって共和党に投票し続けるのか(Vogue)
#共和党
Yumiko Sakuma