マリファナの本

マリファナの本

アメリカにおけるマリファナ事情について今書いている本の打ち合わせに行った。思えばもう2年近くかかってしまっている理由は、一番辛い書き下ろしだということと、次から次へと締切りのある仕事が登場するのでなかなか進まないということ。その間に、アメリカの事情も変わり、一応、「州ごとに合法化するのを連邦が黙認する」というようななんとなくの決着もついたようなので、結果オーライかという気もする。夏が終わる前には書き上げたい。

書き始めた当初は、周囲の人間に「そんなことして大丈夫か」などと大層心配していただき、アメリカで起きていることをルポするだけでそんなに心配されるのか、と驚いたものであるが、そうこうしている間に、日本のメディアでもだんだん取り上げられるようになってきて、ついに無視できない事象になった気もする。とはいえ、多くの人にとってはまだタブーであり「危険ドラッグなんでしょ」的な認識もまだ根強い。アメリカやカナダでは、危険ドラッグどころかマリファナの成分を使ったスキンケアや健康ドリンクまで登場して、多額のお金を生み出すコモディティ化していることを見ると、認識のギャップは拡大するばかりだ。

備忘録:カナダに合法マリファナがやってくる。熱狂に乗っかる投資家たち(The New York Times)