女たちの戦い in America

今回は少しゆっくり日本にいるので、打ち合わせの時間を制限して、コツコツのろのろ日記本の校正をしている。1年も経っていないけれど、なんだかいろんなことが起きたなあとつくづく思う。特にアメリカの女たちにとっては。そしてその物語は今も続いている。特にトランプが大統領になってから、「見ていられない」と出馬する女性たちの躍進は目覚ましい。こういう女性たちが、今まで政治に関わってこなかった女性たちを政治運動に借り出している。今、特に保守派の支持基盤で現職の政治家たちに挑戦する女性たちのキャンペーンビデオを見るとワクワクしてくる(備忘録から見られます)。

が、同時に、トランプ大統領が、引退を発表した最高裁判事の後任としてブレット・カバナーの指名を発表したことで、1973年に決着が着いていたはずの「女性が中絶を選択する権利」の存続が危ぶまれている。世論調査を見ていると今年の11月に行われる中間選挙で上院の過半数を民主党がとる可能性は高いとは言えない。となると、いよいよ、アメリカの国内で中絶を禁止する州が出てくる可能性が出てくる。女性の自分の体についての選択を、白人のオヤジどもが決める・・・そんな日が来るかもしれないなんて、わずかな可能性でも考えたことはなかった。いいニュースがあるとすれば、こういう動きでさらに女性たちの政治関与が進むことかもしれない。怒れ、怒れ、みんな怒れ。怒らないとやりたい放題やられちゃうからね。

備忘録:女性候補者たち「マジック」を撮った拡散ビデオという武器を見つける。