承認欲求問題
何度かDJをお願いしたことで仲良くなったRhymeとちょっとしたコラボをするために午後を一緒に過ごした。彼女はちょうど「Internet Girl」という新譜を出すところである。EPのタイトルにもなっているInternet Girlという曲は、ソーシャルメディアの承認カルチャーにおぼれて、本当に探求するべき道を見失うリスクを題材にしている。
承認欲求は、付き合い方が難しい。私だって、こんな仕事をしているのも、もちろん文章を書くという仕事が好きだからだけれども、その裏には、子供時代に得ることのできなかった承認を求めているところもある。ソーシャル・メディアに、またはソーシャル・メディアで承認をもらえることを求める自分にうんざりすることだってあるけれど、ソーシャル・メディアがなかったら、書いたものをどうやって発信すればいいのか、今となっては想像することもできない。反応をもらえる、ということに中毒になっているのだ。だからこの曲が響いた。
こういうことは、今の時代、きわめて一般的なことなのだろう。特に、Rhymeのようにソーシャル・メディアとともに育ってきた若い世代にとっては。そして、こういうことが、どう長期的に人間の心理に、ひいては社会に影響を及ぼすのかは、時間が経ってみないとわからない。
備忘録:他者からの承認を求めるのをやめて自信を持つために(Bustle)
#承認欲求
#デジタルネイティブ
Yumiko Sakuma