「無料」のイベントについて考えた
毎回イベントを打つたびに、誰も来なかったらどうしようとドキドキするのですが、昨日の<こんにちは未来>公開録音/忘年パーティもたくさんの方々に来ていただき、大盛況で終わることができました。ほっ。
ライブ・パフォーマンスにはtoeの山嵜廣和くんと中村圭作くんが二人セットをやってくれて、しかもたまたま来てくれたヴォーカリストのJCが歌ってくれるなどのサプライズもあり、幸せな夜であった。JCが銭湯帰りだというのはネタかと思ったら、本当に銭湯に行ったあとに来てくれたらしい。
ところで、やまちゃんこと山嵜くんが、ライブのときに「今日のイベントは入場料無料だということで」ということを何度か言っていて、かつ打ち上げで「無料だと言っておけば、間違えても怒らないでしょ」って言っていたのだが、帰り道、これはなかなか大切なことではないかと考えた。
いつもイベントをやるたびに、入場料はなるべく安くしたいと思うし、状況によっては無料でできることもある。「無料」といっても、たくさんの人が動いてくれる。昨晩についても、会場を提供してくれたSONYさん、会場で働いてくれた人たち、伊藤総研事務所のスタッフのみなさんががんばってくれたから「入場無料」が実現したのです。人様からお金を取るということは、いつも深刻に受け止めているつもりだが、「エントランスフリーでこのクオリティは満足」とついたコメントをみて、無料、ということの意味も考えてほしいなと思ったので、ここに書いておこうと思いました。そして昨日の関係者のみなさん、ありがとう。
コンテンツを作る人間としては、どこまで無料でどこまで有料にするかってのは実に頭が痛い問題である。私は毎日自分のサイトで何かを書いていて、課金したほうがいいよと言ってくれる人もいるが、一度フリーにしたものを有料にするというのはけっこうハードルが高い。できるだけアクセスは簡単にしておきたいという気持ちもある。が、その分、本が売れないとしんどい。永遠の課題だね。これ。