ハッパgogo
「真面目にマリファナの話をしよう」を上梓して、いくつか新しい出会いがあった。そのひとつが、「ハッパgogo」という映画を配給している比嘉世津子さんとの出会いだった。
ウルグアイは、2013年に世界初めて国としてマリファナを合法化した。合法化の法案に署名したのは、「世界で一番貧しい大統領」とのニックネームで知られるホセ・ムヒカ大統領だった。
映画は、合法化を決めたはいいけれど、ウルグアイはすぐにマリファナの栽培が始めることができず、すぐに供給不足に陥る、大統領から極秘のミッションを受けた薬局の息子アルフレドはアメリカを訪れるーーそんなコメディである。
比嘉さんと知り合って、すぐに見たいと思っていたのだが、時間がなくて今になってしまった。今でも、東京で、その他いくつかの都市で限定的に上映されている。ウルグアイという小さな国で始まった社会実験、そして、アメリカの状況を通じて、マリファナの「今」が見えるだけでなく、植物でありながら国境を超えることの難しいマリファナの置かれたユニークな立場が見えてくる作品である。
興味のある方はぜひ。映画の公開情報はこちらから。
Yumiko Sakuma