DiaryYumiko Sakuma

女性の交渉力

DiaryYumiko Sakuma
女性の交渉力

ウートピという媒体から「ちょうどいいブス」という言葉について思うところを書いてほしいという依頼をいただいたので書いてみた。そしたらこの原稿についてこんなことをツイートした人がいた。「こんなことばかり言ってるから、世間はちょうどよくないブスだらけになるんだよ」。純粋に意味がわからないので質問したら、急に丁寧になって、「佐久間さんは、『ブス』って、どんな女性がブスだと思います?」と返してきた。だ!か!ら!その他人を「ブス」って呼んでいいカルチャーやめたいって言ってるんだよね、ということを、礼儀正しく書いた。女性たちは男たちのために存在するっていうメンタリティをやめようよって書いたら、男に「ちょうどよくないブスだらけになる」と言われた。まさに、こういうことがダサいって言ってるのだ。と、久しぶりに熱くなりつつ、この人との会話を楽しんだ。相手は途中でいなくなっちゃったけど。

ところでセラピストに教えてもらったWomen Don’t Askという本をオーディオで聞いている。女性は一般的にお金の交渉が苦手で、仕事の世界でも給料やギャラの交渉をしない人が多いので、それが機会損失と所得格差につながっている、という内容で、思い当たることがいっぱいある。女性は「仕事をもらえるだけでラッキー」と思ってしまうとか。女性は自分のための交渉よりも、他人のための交渉が強い、とかね。効果のある交渉の例なども出でくるので勉強になった。ついでにニューヨークを代表する不動産会社コーコランの女社長が、この件について語るインタビューを発見したが、こちらもなかなかに説得力があったよ。

備忘録:バーバラ・コーコランによる昇給の求め方、そして上司に言ってはいけないこと(Business Insider)