華麗なる加齢

那覇からの便が遅れ、そのままインタビューに突入した。お相手は自分より30歳以上年の離れた大先輩で、彼の60歳過ぎてからの生き方がとても素敵で、多大なるインスピレーションを受けた。

30歳くらいの頃、立て続けにレジェンドおじいさんを取材していた。憧れた人も多かったので、学びも多かったけれど、現代とつながりを持たなくなってしまった人もいて、がっかりしたりもした。そしてそういう仕事のフェーズは自然に終わった。おじいさん取材の賞味期限が終わったのだと思った。それがまた始まったのかな。今、45の自分が先輩をインタビューするときは、愉快な年の取り方のヒントを探している。そしてカギは健康、退屈しないこと、社会とのつながりにあるのだと思うに至った。 

最近になって大好きになった大先輩にダン・ラダーがいる。御年86歳のジャーナリストで、2004年にCBSニュースを降板してからも活発に活動しているが、特に`対トランプ抵抗戦線が張られてからはその最前線にいる。そんな彼のFacebookポストを最近読んで泣きそうになった。

「One of my favorite things long has been taking a leisurely stroll with wife Jean at twilight time. My steps are getting slower and, increasingly, I have another journey on my mind—the one into eternity」

死を思わせるポストをしていたダン・ラダーだけれど、そのあとポッドキャストの世界に入ることを発表した。弱気になったということではないのだ。本当に素敵だ。

備忘録:ダン・ラダー、自己ケアについての大切なアドバイス(Up Worthy)