生きていればまた会える

生きていればまた会える

約40年間会ってなかった従兄弟と再会した。元彼が店を開けたときに、人を介して仕事のつながりで紹介されたらしく、その店に置いてあった私の本を見て気づいてくれた。すっかり記憶から消し去られていたはずなのに、50になった彼の顔を見た瞬間に、遊んでもらった記憶が蘇ってきた。不思議なもので、彼もアパレルの世界にいた時があったらしく、服の話や音楽(おもにデッド)の話で盛り上がった。着道楽の血が流れてるんな、お互い。お別れに際して、5歳くらいで最後に会ったとき、もう遊べなくなると思って悲しかった気持ちが蘇り、泣いてしまったよ。でももう大丈夫、生きていれば再会できるってわかったから。ところで私は髪の毛が生えるまえから達者に喋っていたらしい。恐ろしや。

ここのところずっと、トランプ政権によって国境を越えようとして捕まり、引き裂かれた親子たちのストーリーを追っている。子供たちの心に一生の傷をつけるようなことをどうしてできるのだろうか。同じ人間がすることとは思えない。

 備忘録:「犬以下の扱い」勾留中の移民の子供たちが不潔な環境についての経験を語る(The Texas Observer)