DNAとアイデンティティ
夕方ご近所さんたちからドリンクの誘いがあってでかけた。私と女子がかしましく一通りの近況を報告しあうのを待って、男子の友達が「長らく音信の途絶えていた従兄弟から連絡があり、DNA検査の結果、僕ら家族にはユダヤ人の血が色濃く流れていることがわかった」という話を始めた。最近、こういう自分のアイデンティティが思っていたのと違った、という話がとみに増えた。日本人の友達のなかにも、「琉球の血が入っていた」「ロシアの血が混じっていた」などという人もいるし、とりあえず100%日本人なんて存在しないのだ、ということは確信した。前からそうは思っていたが、科学が証明してくれると心強い。
DNA検査をすると、データを商売に使われるという話はあるが、私は好奇心に勝てなかった。そして結果、知ってよかったという気がしている。何が変わったわけではなくても。少なくとも、世の中が私たちが思うよりずっと複雑で入り組んでいるということはわかった。白人至上主義者やネトウヨのみなさんにはぜひトライしてほしいと思う。
備忘録:白人だと思っていたらDNA検査が嘘を暴いた(The Grio)
Yumiko Sakuma