トライバル・ラブ

山にきたらネットが落ちているよ。一瞬ひえーってなりそうになったけど、ネットのない夜も良いではないか。この間、うちに遊びに来てくれた下條ユリちゃんがくれた「ちいさならくがき」という本を読んだ。新しい大切な友達が「ほら!これが私だよ!」と前に裸で立ってる感じ。昔むかしに、バーンストーマーズのアートショーで挨拶したことがある。何年も経ってから会ったときに、やっぱり同じトライブの人だったと思った。育った環境にあった若干の共通点だけではなく(うちはユリちゃんの家よりはずっと地味だったと思うけれど)、生きるということに対する貪欲さとか、みたいものや感じたいことの種類とかが同じだなと思うのだ。なんか勇気が出る。最初1997年に出たこの本は、2007年に復刊された。復刊のあとがきから、初版が出たあとに、大変なジャーニーが待っていたことがわかる。そしてさらにそのあと、ユリちゃんの人生にはさらにいろいろあった。この間、うちに来たとき、赤ワインを呑みながら、そんな話をしてくれた。そういうあれやこれやがいつかまたユリちゃんの文章で読めるといいな。

備忘録:Barnstormers(Cool Hunting)