ニューヨーク州北部の政治的環境
週末はアップステートで過ごした。うちから1時間くらい北上したエリアに住むアーティストの友達のバースデーパーティに行き、大家さんのおねえちゃん夫婦の家で鍋をごちそうになった。バースデーパーティでは思いがけない久しぶりの人たちの顔を見た。この何年かの間に、アップデートの様々な地域に新天地を求めて移動したり、2拠点生活をする人たちが自分のまわりに増えた。ニューヨーク市を出ると、徐々に赤い地域(共和党支持)が増える。うちのまわりも、トランプ支持のサインを見ることが少なくない。が、今回の中間選挙では、これまで共和党が持っていた議席が3つ民主党議席に変わり、アップステートの青い地域(民主党支持)が広がった。特に、ハドソンやキングストンが入る19地区で、黒人の元ラッパーでハーバード卒の弁護士アントニオ・デラガードが勝ったことは希望の萌芽である。トランプの政策を嫌う人たちが増えていることもあるが、都市部からの流出人口の影響力もあるだろう。リベラルのクリエティブ層が都市部から農村分に流出する傾向は、ジェントリフィケーションとともに増えている。国政に影響を及ぼすほどではないと思っていたが、変革は地方政治の現場から起きることを考えると、2020年に向けて良い材料なのかもしれない。
備忘録:インタビュー、次期ニューヨーク州下院議員アントニオ・デラガード(WRGB)
#政治的環境
Yumiko Sakuma