#metoo から1年

北海道、ソウル、気仙沼とバタバタ旅をしながら、12月にNumabooksから出る（予定）の新刊 My Little New York Timesの校正をしていて、あ、そういえば#metooは去年の今頃始まったのであった、と思い出した。1年経って前に進んだのかといえば、アメリカ政治の現状を見るとまったく進んでいないような兆候はいくらでもあってため息が出るし、女性たちも一枚岩ではないわけで、小競り合いや戦略上のミスでムーブメントが「躓いたな」と感じたことも何度かあった。けれど最大の違いは、今まで声を上げられなかった人たちに、声を上げてもいいんだよ、ということが少しずつ伝わってきたことだ。だからやっぱり社会は前進している。いつだって昨日よりは今日のほうがいいのだ。

備忘録：#metooの１年後、集合的な目覚めを検証する（The New York Times）