詐欺師をからかう
日中、本当によく電話が鳴る。大多数はローンのセールスか、その他のセールスなのだけれど、電話会社が「スキャム(詐欺)の可能性あり」とフラグを立ててくるコールが何件か。アメリカ経済が弾けるのではないかと危惧されているときにローンのセールス電話ががんがんかかってくる事態に気を取られていたが、今日「来年はスキャム電話が全体の半分近くになる」というニュースを見て、友人に「スキャム系、一日に何件かかってくる?」と聞いたら10件くらいかなという。ほんとにウザいよね。
この手の詐欺に引っかかる人はいないだろと思ってしまいがちだが、そんなこともないらしい。「あなたのアカウントがハッキングされた恐れがあります」という言葉に引っかかって、クレジットカードなどの個人情報を差し出してしまう人は少なくないようです。こういう電話は海外の「コールセンター」からかかってくる。私なんか面倒くさいと思ってしまうので、ブロックしたり削除したりで終わりだけれど、この手の詐欺に手をそめる悪いやつらに対峙する人たちがおもしろいコンテンツを作っている。大好きなポッドキャスト<Reply All>では、ジャーナリストがインドのコールセンターまで出かけていくスリル満点なエピソードがあるし、Youtubeもコールセンターに嫌がらせするビデオで溢れている。
この手のコールセンターは、日常的に登場するので、取締りが追いつかないという。それにしても何も生み出さない経済活動でお金を稼いでいる人たちがいて、それが経済の一端を占めていることに驚く。せっかく生まれてきたのにそんなことやってて時間がもったいなくないのだろうか。
Yumiko Sakuma