DiaryYumiko Sakuma

福岡から:シニシズムとフェミニズム

DiaryYumiko Sakuma
福岡から:シニシズムとフェミニズム

熊本からでかいスーツケースをずるずると引きずって新幹線で、今回のトークの終点、福岡に行った。

伊藤総研の企画で、二部構成になったイベントの第一部のお相手は、建築家の二俣公一さんと福岡ブランドFUJITOの藤戸剛さん。5年前に福岡でトークをご一緒して以来、交流が続いているので、これをいい機会に、改めてそれぞれの活動、福岡/九州アイデンティティやジャパン・クオリティのこと、福岡の盛り上がりと、それによる課題、海外での活動などについて話した。

第二部の相手は津田大介さん。去年、津田さんが教える早稲田大学の授業にゲスト講師として呼んでいただいて以来で、再会の場所が福岡になった。津田さんの安定したトークでがっつり2時間。話題は多岐にわたったけれど、熱くなったのは、ジェンダーや#metooのあたりだった。かなり突っ込んで、先日、ポッドキャスト<こんにちは未来>でも若林恵さんとも話題になった「女性のアファーマティブ・アクション」を議論した。わかさんも、津田さんも「まず数字を揃えるべき」派である。男女の数を揃える、というのはショック療法にはなると思う。でも、それを実現するプロセスでなにか起きたら「だからいわんこっちゃない」となるだろうと想像しただけでげんなりしてしまうのである。が、シニカルになっている場合ではないのだ、きっと。

備忘録:シニシズムはムーブメントを産まない(MIC)