持てる者対持たざる者という構図
先日、邦題の話題でも出した、ネットフリックスの「Knock Down The House」を見た。アレクサンドリア・オカシオ・コルテスが、民主党のベテラン議員への戦いを挑む初期の頃から、準備選に勝つところまでを、その他、地方選挙に挑むことを決めて残念ながら準備選で負けてしまった女性たちの戦いと並行して追いかけたドキュメンタリーである。
題材の女性たちは全員政治のアウトサイダーである。右対左、保守対リベラルという構図ではなく、持てる者対持たざる者の構図を見て危機感を持ち、戦うことに決めた人たちである。AOC以外は負けてしまったとはいえ、AOCが勝ったことは、それに共鳴する人たちが増えているということである。だからこそ、既存の「右」「保守」の人たちがやっきになってAOCを攻撃している。ここのところ、どこにいっても貧富の差の拡大と、少数のパワープレイヤーたちの権力独占が話題になる。
Yumiko Sakuma