分断時代のブランドのあり方

分断時代のブランドのあり方

Levi’sがGun Con Initiativeを発表した。発表に際して、CEOのクリス・バーがFortuneにオープン・レターを寄せている。具体的には、100万ドルを銃による暴力に関する活動をしている非営利団体などに寄付する、マイケル・ブルームバーグが立ち上げた企業界の銃規制団体Everytownに参加する、従業員による寄付額にマッチする額を寄付として拠出する、などからなるイニシアチブだけれど、一番重要なのは、会社としてこれを表明したというところだろう。

NIkeのコリン・カペルニックのキャンペーンで、愛国主義者や白人至上主義者のみなさんがスニーカーを燃やしたり、スウォッシュを切ったりしていることは先日も書いたけれど、NIkeのセールスは発表直後に急増したわけで、企業が政治的・社会的スタンスをとることがマーケティングにつながる時代の傾向がますます強くなっていくことが予想される。

ちなみに、右の方向を見ると、AppleやFacebookからアカウントを削除された陰謀論者のアレックス・ジョーンズは、少なくとも今のところは、自分のサイトへの直接トラフィックとサイトでのサプリなどのセールスで、なんとか生きているようである。どちらを見ても、みんな自分が賛同できる場所にお金を落としたいのだろう。

備忘録:ブランドがどうやって社会運動に貢献できるか(Forbes)