知らない土地を知るために
東京に戻り、日経地方創生フォーラム「廃校利用で実現する地方創生」のブルータスの部に参加させていただいた。西田善太編集長のお誘いで、日本中を旅してらっしゃる服部滋樹さんと、鹿児島で私も大好きなお祭りGood Neighbor's Jamboreeを開催している坂口修一郎さんと並んで、 今発売の号で取材した大好きなデトロイトの廃墟利用の話をしました。服部さんの話聞いてたら、一週間くらい服部さんになってみたい、なんて思ったりして。
このトークの内容は、のちに記事になるようなのであまり詳しくは書けないのだけれど、自分の街以外で何かをやったり、その土地のことを知りたいと思ったら、その場所の主を探せ、という気付きがあった。思えば私も深く考えたことはなかったが、そのやり方でやってきた。だいたいひとつの場所にいるのは数日だし、主がいると、おいしいごはんやさんから夜遊びスポット、地元の慣習や事情までいろんなことを教えてもらえるので効率がいい、ということもあるし、主がいれば一人旅でも寂しくならない。ちなみに10月から、自費出版で旅のジンをシリーズ化して出そうと思っているので、そちらもよろしく。
いつものトークより、ずっとお客さんの数も多いし、その聴衆の過半数がスーツ姿の男性で、緊張していないつもりだったのだが、隣の席に座っていた坂口修一郎さんに「鳥肌立ってたよ」と指摘されたので緊張していたのかもしれない。いや、寒かっただけです。と強がってみる。
Yumiko Sakuma