沖縄とネイティブ・アメリカン

沖縄とネイティブ・アメリカン

採音家の宮里千里さんにくっついて、八重山まわりの祭りを4つみた。開かれたものもあれば、秘祭もあって、それぞれオリジナリティにあふれているし、あまりに違うので、近いはずの地域にまったく違う慣習が残っていることに驚く。でもそれも、道路ができてからの、現代人の距離感覚で、昔の人にとっては、別の国くらいの距離感だったのだろう。

それぞれの場所でまったく違う方法で祭りが行われていることや、村落によって伝統の守り方が違うところ、圧政の下に置かれてきた歴史、失われる危機にある言語、国へのアプローチが違う(ように見える)ところなど、私がよく訪れているネイティブ・アメリカンの居留区と共通点が多数ある。そもそも私が今回来たいと思った理由も、そこにあるのだが、あまりこのへんを掘っている人はいないようである。資料、探してみよう。

備忘録:アメリカと沖縄の草の根闘争(APJJF)