Sakumag NewsletterとCollectiveについて

 
 

Sakumagは、2018年に、佐久間裕美子の個人メディアとして生まれ、旅をテーマにしたzine、オンラインでの日記ブログのフェーズを経て、2020年にnoteで書いていたマガジンからsubstackに移行してニュースレターになりました。

2020年12月に朝日出版社から「Weの市民革命」が出たときに、コロナ禍で書店でのイベントができず、オンラインのお話会を開催しました。そのときに参加した方々とのやり取りに刺激を受け、ニュースレターを購読してくださる方々とオンラインで定期的に会合を開くようになりました。情報交換のためにスラックの掲示板を立ち上げ、オンラインでの勉強会(Sakumag Study)を定期的に開くようになったのと並行して、五輪の反対運動や選挙の応援、デモなどに参加したりするようになりました。また、ブックフェアに誘っていただいたのをきっかけに「We Act!」というシリーズの小冊子を出版したり、廃棄される不要素材の知らせを受けて、それを回収してグッズにしたりするなど、少しずつ活動が広がっていきました。そういう活動をするうちに、Sakumagに仕事が入ってきたり、リアル会場でイベントをしませんかとお誘いをいただくようにもなりました。ひとりひとりができることは小さくても、参加してくれる人が多様な視点、スキルや経験を持ち寄ることで、少しずつできることの幅が広がってきました。

今、Sakumagでは、有志の参加者とともに作ったグッズ、不要衣料にスクリーンプリントを施したもの、出版物、参加者が個々に作った本やzineを、ブックフェアやOpen Houseで売るようにもなっています。今、こうした活動の形を、コレクティブ(共同体)と呼んでいます。組織でもなく、団体でもなく、個人の集まりとしてのコレクティブ、です。生きるだけでもなかなか大変な世の中、市民運動を続けていくことも至難の技ですが、それにまつわるモヤモヤや葛藤をシェアできるだけでなく、少しでも楽しい時間を作りたいという思いからコレクティブ活動を行っています。

お金の管理をするために便宜上、私の個人会社wAiwAiの財布を使ってはいますが、Sakumag Collectiveは組織ではありませんし、私は参加してくださるみなさんのボスではありません。年齢や経験の違いによって勾配ができてしまうことを回避するあり方を探りつつ、試行錯誤の毎日です。また、利益を作るために存在しているわけではないし、みなさんや私がやりたいことを実現するための「箱」として存在したいと思いながら、お金がなければ続けることが難しくなってしまうので、そのあたりも参加してくれるみなさんと相談しながら続けています。

Sakumag Collective に参加したい方は、ニュースレターからジョインしてください。